鹿児島のエメラルドブルーに輝く秘境「雄川の滝」

鹿児島の絶景!雄川の滝

柱状節理の岩肌から流れる伏流水と、滝壺の透明度とエメラルドブルーに輝く水面が美しい滝があります。

f:id:kenji1224138:20161209180041j:image

f:id:kenji1224138:20161212194513j:image

鹿児島県南大隅町根占地区を流れる雄川の上流に位置し、断崖絶壁の荒々しい雄川渓谷の先にある、落差は46m、幅はなんと60mの壮大な滝、雄川の滝(おがわのたき)は数年前までは地元の人でもほとんど訪れることがなかったまさに秘境の地でした。

[目次]

1.雄川の滝の見どころ

落差46mある滝の岩肌は、溶結凝灰岩と呼ばれる溶岩が高圧で固められた岩で形成されていて、崖面の最下部からは岩塊の中を通ってきた伏流水が幾本もの水の線となってしみ出しています。

伏流水の落ちる砂地の滝壺は透明度が非常に高く、天候により水面はエメラルドブルーに輝きその繊細な美しさには誰もが視線を奪われます。

滝壺手前の中州は白い砂地になっていて水面の碧さを際立たせています。

f:id:kenji1224138:20161209191540j:image出典:Waterfall by Drone in 4K (Ultra HD) - 雄川の滝/鹿児島 - YouTube

f:id:kenji1224138:20161209205450j:image

f:id:kenji1224138:20161209203528j:image

 

1-1.遊歩道について

雄川の滝は無料駐車場から約1,200mの「瀧見遊歩道」を20分程歩いて向かうのですが、雰囲気のある苔むした木々が点在し、遊歩道沿いの透き通った渓流の風景とせせらぐ音にとても癒されます。

遊歩道は近年整備されていますが、道中には結構な勾配や階段があり、倒木により歩きにくい場所もありますのでスニーカーなど動きやすい服装がおすすめです

f:id:kenji1224138:20161209224938j:image

f:id:kenji1224138:20161209223913j:image

遊歩道を抜けると突然視界にオーバーハングの崖面を落ちる雄川の滝が現れます

 

1-2.雄川の滝の水量

滝の上流には発電所があり、ダムの放水時には豪快に落ちる滝を見る事ができます、滝壺に叩きつける水音はそれを囲う断崖に反響し圧巻、普段は水量が少ないのですが美しい滝つぼや伏流水、そして壮大な崖面を楽しむ事ができます。

晴れた日が何日も続き、滝の水量が少ないほど美しいエメラルドグリーンを見ることができるようです。

 

2.おすすめの季節

雄川の滝のおすすめの季節は夏

f:id:kenji1224138:20161209231659j:image出典:KagoshimaniaX | 鹿児島をアツくユルく紹介するWebメディア

落差46mと高さのある滝ですので、ミスト状の水しぶきが広範囲にわたり、清涼感を味わうことができます。

また、夏の強い日差しは、滝壺のエメラルドブルーを一層鮮やかにします。

 

3.雄川の滝へのアクセス

〒893-2501鹿児島県南大隅町根占川北
問い合わせ先 : 0994-24-3115 南大隅町企画観光課)

※天候不良時や復旧工事等により一時的に通行が規制される場合がありますので、 出発前には電話で確認しておくようにしましょう。

国道269号線で根占港から雄川を上流に、途中県道562号線に入りほどなくして交差点を山道に入っていきます。

ここから駐車場(30台)までの道は幅員がかなり狭かったのですが、現在は道路拡幅工事が完了しているようです。

 

4.おわりに

水量や周りの木々によってその表情を四季を通して変える雄川の滝、遊歩道を抜けてその光景を見た瞬間多くの観光者が強烈な感動を覚えるといいます。

三国名勝図会にも紹介されている名勝の滝でマイナスイオンをたっぷりとあびながら壮観な眺めを楽しんでみませんか?

関連サイト
鹿児島県南大隅町/観光
鹿児島県観光サイト/本物。の旅かごしま

※三国名勝図会:江戸時代後期に薩摩藩が編纂した薩摩国大隅国、及び日向国の一部を含む領内の地誌や名所を記した文書