秩父の岩清水が作り出す氷の芸術「三十槌の氷柱 」
岩清水が作り出す氷の芸術
[目次]
1.埼玉県の絶景「三十槌の氷柱」とは?
埼玉県秩父市の大滝にある、冬の名勝「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」は、岩清水が凍結して作り上げられる寒さの厳しい大滝地区ならではの自然の織りなす造形美で、凄く寒い場所ですがいつまででも見ていたくなる絶景です。
見ることが出来るのは、ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場下の荒川河川敷で、「尾ノ内百景氷柱」「あしがくぼの氷柱」と共に「秩父路三大氷柱」と呼ばれていますが、天然の湧き水によって創られた自然のものは、三十槌のものだけです。
また「大滝氷まつり」期間中には、夜間にライトアップが行なわれ昼間とは違った幻想的な姿をみせてくれます。
2.見どころは?
例年1月初旬から徐々に凍結が始まり、1月の下旬から2月上旬に見頃を迎えます。「三十槌の氷柱」の名前の由来は氷柱の数が多いことからきていて、その名の示す通りその規模は高さ約10m、幅は30mにもなります。
岩肌から染みだす湧水が少しずつ凍結して作られていくので透明度もとても高くなっています。
ここから少しだけ上流側にホースから少しずつ水を流して作った、天然にも劣らない美しい「人工の氷柱」が設けられていて、こちらは高さが25m、幅が55mにもなりこちらも圧巻です。
出典:毎日お疲れ05
3.ライトアップについて
3-1.ライトアップの概要
三十槌の氷柱は、毎年1月から2月中旬にかけて、人工の氷柱と共に夜間ライトアップを行なっていてより幻想的な雰囲気を楽しむことが出来ます。
3-2.ライトアップの開催期間
三十槌の氷柱2017年の開催期間は以下のとおりです。
期 間:2017年1月7日(土)から2月19日(日)
ライトアップ:1月14日(土)から2月12日(日)
特産品販売イベント:1月29日(日)、2月5日(日) 10:00~15:00
時 間:8:00~17:00 (ライトアップ時は平日19:00,土日祝祭日は21:00まで)
駐車料金:普通車500円
※状態により期間を変更する場合がありますので詳しくは秩父観光協会大滝支部へ問い合わせ下さい。
TEL:0494-55-0707
3-3.ライトアップの見学場所
ライトアップされた姿はウッドルーフ奥秩父キャンプ場の駐車場に併設された氷柱見台(ウッドデッキ)からも見ることができます。
自然の氷柱と、人工氷柱がよく見えるウッドデッキ同士がつながりキャンプ場内からより見やすくなったようです。
間近に見ることのできる河原へは駐車場から2分程度ですが、坂道が凍結していることもありますので滑りにくい靴を用意しておきましょう。
3-4.2017年度のプログラム
2017年度天然氷柱のライトアップは秩父の四季をイメージしています。
春 羊山の芝桜 ピンク
夏 三峰山の自然 グリーン
秋 中津渓谷の紅葉 レッド
冬 三十槌の氷柱 ホワイト
これらの組み合わせによりプログラム上のシーン数は36パターンです。
手前の川面にライトの輝きが映し出されてとても幻想的です。
4.三十槌の氷柱での食事
美しい景色を見た後は、キャンプ場の管理棟にあるカフェ「ウッドルーフ」でコーヒーやけんちん汁、揚げたじゃがいもに甘い田楽みそをかけたこの辺りの名物「みそポテト」などが頂けます。
店内は暖かく落ち着いた空間で、冷えた身体と疲れを癒してくれます。
名物の「みそポテト」
5.アクセス方法
住所:秩父市大滝4066-2(ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場)
5-1.車でのアクセスについて
山間部ですので降降雪情報・路面凍結にも十分注意して下さい。
5-2.電車・バスを利用の場合
① 秩父鉄道で「三峰口駅」下車、西武観光バス「秩父湖行き」乗車「宮平バス停」下車。徒歩15分。
② 西武鉄道で「西武秩父駅」下車、西武観光バス「三峰神社行き」乗車「三十場バス停」下車。徒歩10分。
※付近にはバス停は無いのですが、フリー乗降区間なので運転手さんにお願いしてすぐそばで降りることもできるようです。
6.おわりに
以上、三十槌の氷柱をご紹介しました。
都心からもほど近い秩父の誇る冬の観光スポットに自然の作り上げた絶景を観に是非一度訪れてみてください。