大分が誇る絶景!竹灯籠・竹楽はまるでファンタジーの世界
大分冬の絶景 竹灯籠 竹楽
一面に広がる幻想的で美しい竹灯籠の光
毎年11月第3週目の金曜日から3日間2万本の竹灯籠が奥豊後の小京都ともいわれる竹田の街を飾ります。
大分県竹田市で毎年開催されているたけた竹灯籠 竹楽(ちくらく)
午後4時30分、晩鐘の音を合図に竹灯籠は一斉に点火され、城下町の道を照らし出す光景は静寂と幽玄を演出して、まるでファンタジーの世界です。
[目次]
1.竹灯籠・竹楽の魅力
大分県竹田市で毎年11月に開催される竹灯籠が街を飾る祭典「たけた竹灯籠・竹楽」は、竹が豊富に自生する竹田市の竹林の荒廃を危惧して状況改善の一環として始まった、毎年3日間で10万人以上の人が訪れる竹田市の観光イベントで、幻想的で美しい2万本の竹灯籠が城下町を優しい明かりで照らし出します。
竹楽のデザインは一定の比率によって組み合わされた三本組みを基本として統一し、明かりの色はセロハンなどを使用せず全てを自然体にこだわり火の光のみに統一しているのでとても素朴で幻想的
荒城の月の演奏や影絵などいろいろな趣向を凝らした催しも行い、町ぐるみで幻想的な祭りを盛り上げています。
出典:ノリのフィールドノート
2.竹灯籠・竹楽の見どころ
竹楽は、竹灯籠を並べる場所にもこだわりがあり、神社や仏閣、歴史的風景が残っている道路な地形をいかした演出を心がけています。
このような象徴的エリアにおける竹灯篭の風景は「竹楽八景」として認定されていて、JR豊後竹田駅⁑を起点に武家屋敷通りや広瀬神社などを1時間で巡るコースもあります。
竹楽を堪能できるおすすめのスポットをご紹介します。
①十六羅漢の竹灯籠
出典:渚屋Archive
国指定重要文化財の『愛染堂』の参道にあるライトアップされた十六羅漢に3,000本の竹灯籠の光が周辺の紅葉の元でゆらめきとても幻想的な光景で、最も人気の撮影ポイントとなっています。
こちらの竹灯篭は雨天でも火が消えないように工夫もされています。
②武家屋敷通りの竹灯籠
出典:渚屋Archive
武家屋敷の長い白壁と歴史の道に揺れる竹灯籠の光の道はなんとも幻想的で、悠久の時を超えて歴史の中へと引き込まれるビューポイントです。
③広瀬神社の竹灯籠
百十数段の階段百段を超える参道の階段に、1800本の竹灯篭が積み重なり輝く圧巻のスポットです。
④廉太郎トンネルの竹灯籠
瀧廉太郎記念館の近くにある竹灯篭の光に浮かび上がる小さなトンネルをくぐると「荒城の月」や「はとぽっぽ」などの名曲が流れ出します。
記念館ではコンサートが開催され、音と光のハーモニーを楽しむ事が出来ます。
⑤キリシタン洞窟礼拝堂跡
キリシタン洞窟礼拝堂跡での竹は後ろ側が十字架の形に彫ってあり、他とは違う灯が暗闇を照らし神秘的な雰囲気を醸し出しています。
3.竹灯籠・竹楽の基本情報と2017年度開催日程
〒878-0013 大分県竹田市大字竹田
問合せ先 竹田観光案内所
TEL:0974-63-2638
竹田市観光ツーリズム協会
TEL:0974-63-0585
営業期間 開催
毎年11月第3金・土・日曜日
※2017年度の第18回たけた竹灯籠 竹楽開催日程は11月17日〜19日の予定です
4.竹楽へのアクセス方法
JR豊後竹田駅から徒歩で5分
開催地:城下町一円
期間中は交通規制があり駐車場がある市役所や市総合運動公園などと会場を結ぶシャトルバスが運行されます/中学生以上は100円
5.光の絶景を堪能しよう
竹灯籠の点灯作業は誰でも参加できるのだそうです⁑、2万本の竹灯籠が灯す幻想的な光の絶景を是非堪能してください。
関連リンク
たけた竹灯籠「竹楽(ちくらく)」
⁑JR豊後竹田駅では、電車の発着時間には「荒城の月」の音楽が流れます
⁑点火作業はボランティアと関係者の方々がされているのですが観光客も参加することが出来ます